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子どもと料理をするときの注意点!楽しめるかは環境と親の心構え次第

子どもと料理をするときの注意点

子どもと一緒に料理をしてみようかなと思ってます♪何か注意点はありますか?

子どもと一緒に台所に立って料理することを、台所育児といいます。その名称の通り、子どもと一緒に料理をすることは子どもにとって様々な学びが得られ、おすすめです♪

しかしお察しの通り、子どもとの料理は危険がいっぱいですし、やり方次第では子どもの成長に悪い影響をあたえてしまう場合もあります。

あおるような言い方をしてしまいましたが、注意点を知って気を付けさえすれば、全く怖がる必要はありません!本記事では、子どもと一緒に料理する際の注意点を5つあげ、具体的にお伝えしていきます。

ぜひ注意点をチェックし、子どもと一緒に料理を楽しみましょう♪楽しく継続できれば、子どもに料理を作ってもらう日も、そう遠くないですよ!

子どもと一緒に料理をしよう♪楽しく継続するための注意点は5つ

子どもが料理に興味を持ってるみたい♪一緒に作ってみようかな?

子どもは大好きなママやパパのことをよく見ています。そんなママやパパが料理をしている!「なんだかかっこいい道具もたくさん使っているし、私もやってみたい!」子どもがそう思うのも当たり前かもしれませんね♪

子どもが料理に興味を持っているのであれば、ぜひ一緒に料理をし始めてみましょう。親子で一緒に料理することは、子どもにとっても親にとってもいいことだらけです!

しかし、やり方を一歩間違えれば子どもが大怪我をしたり、子どもの自己肯定感を低下させてしまったりすることにもつながります。

そうならないためにも、実際に4年間子どもと一緒に料理を作ってきた私が、これは知っておくべき!と感じた注意点をお伝えしていきます。

料理することで得られる知識や育まれる心

子どもと一緒に台所に立って料理をすることを、台所育児ともいいます。その言葉からもわかる通り、料理の経験を通して子どもが得るものは以下のように、たくさんあります。

  • 食に関しての知識
  • 食への感謝の気持ち
  • 数、量、形など、数学的なことに関しての感性
  • 手先の器用さ
  • 自己肯定感
ほいママ

知識面だけではなく、心の面までいい効果が出てくるなんて、魅力的ですよね♪

台所育児はいつから?メリットは?1歳半から始めた娘(5歳)の現在の姿」では、台所育児を行う際のメリットや、約4年間台所育児を続けてきた娘の現在の姿などをお伝えしています。

注意すべきことは5点!楽しく継続するための必須事項

前述したように、子どもと一緒に料理をすることで得られるメリットはたくさんあります。しかし、やり方次第では、その効果が十分に得られなかったり、子どもが危険な目にあったりする可能性も…。そうならないための注意点は以下の5点です。

子どもと料理をするときの注意点

  • 事前に約束事を伝える
  • 環境を整える
  • 子どもにはできないと決めつけない
  • 子どもが失敗しても責めない
  • 子どもに強制しない
ほいママ

次項から、内容を具体的に確認していきましょう!

【注意点1】子どもと料理をする前に約束事を伝える

子どもと一緒に料理をするにおいて、約束事を伝え、確認しておくことがなによりも大切なことだといっても過言ではありません。これを行うことで、子どもが危険な目にあう可能性を削減できます。

始めは料理をする際の基本を伝える

実際に私が子どもに伝えた約束事は以下の通りです。

料理をする際の約束事

  • 料理をする前には必ず手を洗う
  • 料理は遊びではない。危ないから絶対にふざけない
  • 止まってと言ったら止まる

台所育児をやり始めたばかりの、娘が1歳半のころは、床やダイニングテーブルなどで食材をちぎったり混ぜたりすることが主な作業でした。ですので、伝えていたことは「必ず手を洗う」ことぐらい。「ふざけない」「止まってといったら止まる」の約束は、台所に一緒に立つようになってから伝えました。

初めての作業をするときはその都度伝える

約束事は上記の内容だけではありません。

  • 包丁やピーラーなどの刃物を使う
  • 熱いものの近くで作業する
  • 肉などの生ものを扱う

など、何か初めての作業をするたびにそれにあわせた約束事を伝えていました。なんでも一気に伝えては、子どもの頭の中にインプットされません。少しずつ、実際に見せたり、作業したりする中で何度も繰り返し伝えていくことが大切です。

ほいママ

最初は身につかなくても、繰り返し伝えていくことで自然に身についていきますよ!

子どもが約束事を守らなかったら…?

事前に約束したにもかかわらず、子どもがそれを守らずにふざけたり、食べ物を無駄にするような行動をしたりすることもあるでしょう。何度か注意して、それでもやめないようであれば、料理自体をおしまいにしましょう。

それで子どもが暴れるようであっても、毅然とした態度で「危ないから」と伝えましょう。暴れたからといってなあなあにしてしまっては、暴れれば言うことを聞いてもらえる!という間違った学習をしてしまいますよ。決めた約束事を徹底していけば、しっかり守れるようになっていきますよ。

ほいママ

子どもの安全が第一!なあなあにしているといつか大怪我をしてしまう可能性もあるので、ここは徹底しましょう!

また、子どもが約束事を守れないときは、以下2点を心掛けてみてくださいね。

約束事を守れないときにあなたが心掛けること

  • どうしたら約束事を守れるか考えてみる
  • 注意する前に、具体的に好ましい行動を伝える
  • 少しでも約束事が守れた場合はおもいっきり褒める

注意ばかりで子どもが嫌な思いばかりしてしまわないよう、できていることに目を向けてたくさん褒めてあげましょう褒められると、褒められるのがうれしくて、ふざけたりする姿も減っていきますよ!

【注意点2】子どもが料理できる、安全な環境を整える

子どもがより安全に、そしてスムーズに料理ができるよう、環境を整えてあげることも大切です。

必要最低限そろえる道具

そろえる道具

  • 踏み台
  • 子ども用包丁やピーラー
  • ふきん
  • シート(年齢が小さいとき)

踏み台

踏み台は台所で一緒に作業する際に必須です。私は、大人も使用する、どこにでもあるような踏み台を使用していました。娘が5歳になった今ではなんの心配もありませんが、小さい頃はひやひやしていた覚えがあります。

子ども用に作られた安定した踏み台であれば、大人も、そこで作業する子ども自身も安心ですよね。

子ども用包丁やピーラー

大人用の調理器具ではダメ?

子どもが料理しやすいよう、包丁やピーラーだけでも、子どものサイズに合わせたものを選ぶといいですよ。子ども用の調理器具はやはり安全面にも配慮されているため、その分危険性も少なからず削減されます!

ふきん

ふきんは、子どもが料理する際には必須アイテム!子どもが食材をこぼしたとき、手元にふきんがあるのとないのとでは、大人の心の余裕も大きく変わってきますよ。

ほいママ

いざというときすぐ手に取れるよう、近くに用意しておきましょう!

シート(年齢が小さいとき)

子どもの年齢が小さくて、まだ踏み台にのって作業するのが不安なときは、床にシートを敷いてその上で作業してもらうのがおすすめです。私も娘が1歳半のころは、よくシートの上でキャベツをちぎってもらったり、ボールの中の材料を混ぜてもらったりしていました。

ほいママ

近くで見守りながらも、自分は他の作業を進められるのでおすすめです!

周りに危険なものがないか確認

周りに危険なものがないか確認する際に、特に注意しなければならないことは以下の2点。

周りの環境で注意すること

  • 使わない包丁が近くに置かれていないか
  • 熱いフライパンや鍋の取っ手が向こう側に向けられているか

包丁などの刃物や熱いフライパンなどが引っかかって床に落ちたり、子どもに触れたりしないよう、最大限注意しましょうね!

【注意点3】料理する際、子どもにはできないと決めつけない

一緒に料理を作ることを続けていると、子どもはなんでも「やりたい!」と言ってくると思います。そんな時は、やる前から「子どもには絶対にできない!」と決めつけるのではなく、「どうしたらできるか?」を考えてみましょう。

どうしたらできる?ちょっとした工夫の具体例

調味料を入れたり、卵を割ったり、ホットケーキなどを焼いたり…。子どもがやると、こぼしたり、入れすぎたり、焦げたりするのでは…?と、できるだけやらせるのを避けたくなりますよね。しかし、工夫次第ではできることもあります。たとえば、

  • 調味料を入れる際…子どもに計量スプーンを持ってもらい、大人がそこに調味料を入れ、その分を料理に入れてもらう
  • 卵をわる際…ある程度大人の方でわっておき、最後だけをお願いする
  • ホットケーキなどを焼く際…火力を弱めてどれだけ時間がかかっても焦げないようにする

などなど…。以上のように、子どもの「やりたい」は工夫次第でかなえてあげられます。

ほいママ

全部の工程ができなかったとしても、その工程の1部分をやらせてあげるだけで満足してくれることが多いですよ♪

子どもと一緒に料理する際はあきらめも肝心

工夫をしたとしてもやはり子どもが完璧にできるわけではありません。こぼしたり、卵を落としてしまったりして、台所が汚れるのは当たり前!しかし、初めてやることを最初から上手くできる人なんてなかなかいません。

汚れてもいい!料理の味が少しぐらい変わってもいい!そうやってあなたが寛容な心を持つことで、子どもも様々な経験ができ、たくさんの学びを得ていきます。そしていつかは子ども1人だけでも安心してお願いできるようになっていくのです♪

あなたの気持ちも大切!「やりたい」にこたえてあげられないときは?

ほいママ

時間がないなど、あなたの余裕がないときは無理にさせてあげなくてもいいですよ!

そんなときは、できない理由をしっかり子どもに伝え、「今度やろうね」と約束。そして、その約束は絶対に守りましょう!大人も無理はしない!それが楽しく継続していく秘訣です。

【注意点4】料理中子どもが失敗しても責めない

子どもが失敗しても決して責めないであげてください。確かに、後始末をするのは大変ですよね。私も「ああぁぁ~~~!」と言ってしまったことが何度もあります(笑)しかし、そこからなんとか気持ちを立て直しました…!

ほいママ

子どもは、やろうと思って失敗しているわけではありません!

これは大人だってそうですよね。あなただってたまには調味料をこぼしてしまうことだってあるはず。台所での作業は子どもにとって初めてのことばかり。さらには、あなたよりも手が小さいし力も弱い。なんでも上手くできるほうがあり得ないことですよね。

わざとしたわけでもないことを責められてばかりいると、自己肯定感がどんどん低下してしまいます

そうならないためにも、失敗すること前提で、時間や心に余裕を持って料理できるといいですね♪

【注意点5】料理することを子どもに強制しない

台所育児を楽しく行っていきたいのであれば、子どもに手伝いを強制しないことも大切です。しかし、これはそれぞれの家庭の考え方もあるかもしれないので参考程度に…。

料理をし始めたころは、子どもも毎日楽しんで行うことが多いです。しかし、慣れてきたり、年齢が大きくなってきたりすると、他にやりたいことが出てきたり、気分がのらない日が出てきたりするでしょう。そうなると、今まで子どもが楽しんで料理をしている姿を見ていたあなたは「どうしてやってくれないの?」と疑問を感じ、さらには不満を抱いてしまう可能性もあります。

しかし、子どもには子どものやりたいことがあります。他のことに夢中になっているのであれば、それはそれでいいことですよね♪子どもと一緒に料理をすることを楽しみたいのであれば、

子どもが自分から料理をしたいと思えることが大切!

物事は強制されればされるだけ、やりたくなくなっていきます。「一緒にお料理しない?」と誘うのはいいですが、子どもに料理をする気がないときは無理にやらせないようにしましょう!

子どもと料理をするときは注意点をおさえて楽しく継続しよう♪

本記事では、子どもと一緒台所に立つ、いわゆる台所育児を行う際の注意点を5つお伝えしました。楽しく台所育児を行っていくための注意点は以下の5つです。

  • 事前に約束事を伝える
  • 環境を整える
  • 子どもにはできないと決めつけない
  • 子どもが失敗しても責めない
  • 子どもに強制しない

ほんの少しの工夫や親の心掛け次第で、子どもにはできないと思っていたことも案外できてしまうことがあります。たくさんの経験を重ねることで子どもも様々なことを学んでいき、そのうち自分から知識を得ようとする姿も出てきますよ!

子どもと一緒に料理をすることに、怖いと感じる必要はありません。危険なこともしっかり伝えていくことで子どもも自分で気を付けるようになっていきますよ。

ぜひお子さんと一緒に料理を楽しんでみてくださいね♪

  • この記事を書いた人

ほいママ

保育士歴15年の中堅保育士。姉、弟の2児の母。 職場での保育と実際の育児とのギャップに日々苦戦しながらも子育てを楽しんでいます♪ 子育てに悩むママさん達に寄り添った内容を配信していきます!!      

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