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台所育児のやり方は4点おさえればOK!年齢ごとにできることも紹介

台所育児のやり方は4点おさえればOK!

台所育児に興味があります!上手くできるやり方はありますか?

台所育児は大変なイメージがあるかもしれませんが、やり方を4点おさえれば楽しく継続できますよ!

始める前は「うちの子に本当にできるのかな?」という心配が出てくるかもしれませんね。しかし、やり方をおさえ実際にやり始めてしまえば親も子どもも徐々に慣れていき、たくさんの子どもの成長が見られるようになります。

私も子どもが1歳半のころから台所育児を始めました。毎日行ってきたわけではありませんが、約4年間続けてきたことになります。本記事では、その経験を通して

  • どのようなやり方ですすめると上手くいったか
  • 年齢別にどのようなことを行ってきたか

これらのことをお伝えしていきます。

台所育児を通して、お子さんとの楽しく充実した時間を過ごしましょう♪

台所育児はいつから?メリットは?1歳半から始めた娘(5歳)の現在の姿」では、台所育児のメリットや、約4年間台所育児を受けた娘の、現在の姿についてお伝えしています。

台所育児のやり方は、4つのポイントをおさえればOK♪

台所育児をする際は、以下の4つのポイントをおさえておけば、楽しく継続できますよ!

台所育児4つのポイント

  • 衛生面・安全面に留意し、子どもにも意識してもらう
  • 「子どもにはできない」ではなく「どうすればできるか」を考える
  • その都度手本を見せながら子どもにもわかりやすく伝える
  • できないことを責めるより、できたことを褒める

安全面・衛生面に留意し、子どもにも意識してもらう

台所育児を行う際は、安全面・衛生面に留意し、子どもにも気を付けなければいけないことをしっかり伝えましょう。

安全面について

【あなたがすること】

  • 子どもが台所に立って作業をしても危険のない環境を整える

【子どもに伝えること】

  • 料理は遊びではないこと
  • ふざけていると大きな怪我をする可能性があること

実際に料理をしていて危ないことを始めた際には、どうして危ないのか、どうなる可能性があるのかを具体的に伝えましょう!

衛生面にについて

【あなたがすること】

  • 普段から手洗いをする際や絵本の読み聞かせなどを通して菌の存在を意識させる

【子どもに伝えること】

  • 手洗いの必要性
  • 菌がついた食べ物を食べるとどうなるか

年齢が大きくなって生肉や生魚を扱うようになった際には、それらにも菌がいること、触った後は石鹸で手を洗うことなども伝えていくといいですね!

台所に立つ際は安全面・衛生面について意識することが基本です。しかし始めは、当たり前ですが子どにそれらの知識はありません。まずはあなた自身が高く意識を持って、それを行動で示して子どもにも伝えていきましょう。

「子どもにはできない」ではなく「どうすればできるか」を考える

台所育児を取り入れていると、子どもも徐々に様々なことをやりたがるようになります。私の娘もよく「○○やりたい!」と言っていました。その際私は、最初から「子どもにはできない」と考えるのではなく、「どうすればできるか」を考えるようにしていました。

「どうすればできるか?」を考える際、私は以下の3つの視点で考えるようにしていました。

「どうすればできるか?」を考える際のポイント

  • 作業を細分化する
  • 環境を見直す
  • 子どもでもできる道具がないか

ちょっとよくわからないのですが…?

では、「調味料を入れる」という作業を例にして、それぞれの項目について説明していきますね!

作業を細分化する

作業を細分化して考え、その中で子どもができる部分はないか考えてみましょう!

例えば調味料を入れる作業を細分化すると、

  1. 計量スプーンを持つ
  2. 調味料を計量スプーンに入れる
  3. 計量スプーンに入った調味料を料理に入れる

ざっくりですが、これらの作業が必要になりますよね。子どもに全ての作業をさせるとなると難しいかもしれません。しかし、作業工程1と3の、計量スプーンを持ってもらうこと、計量スプーンに入った調味料を料理に入れることだけならできるという子もいるのではないでしょうか?

娘もよくこの方法で納得して作業していましたよ♪

ほいママ

1部分でも作業に関われれば、案外子どもは満足してくれますよ♪

環境を見直す

子どもができなさそうなことでも、環境を整えてあげることでできることもあります!

たとえば、「調味料を入れる際、こぼしてしまうかもしれない」と心配な場合…。その場合は子どもが調味料を計るなどの作業をしている下にバットを置いておくことで、心配が少し解消できます!

ほいママ

シートやバット、ふきんは私にとって必須アイテムでした!

子どもでもできる道具がないか

使用している道具を変えることで子どもができるようになることもあります!

たとえば、あなたがいつも大きなボトルに入った調味料を使用しているのであれば、小さなものに変えることで子どもでも扱いやすくなります。

また、計量スプーンは手に持ったまま調味料を計る必要があり、子どもにとっては難しいですよね。計量スプーンの代わりに、自立する小さい入れ物を使えば手に持たなくても調味料を計れます。

ほいママ

我が家では、シロップの薬の量を計る際に使用する入れ物を代用していたこともありました!

もちろん、できないこともある!

「どうすればできるか」を考えても、やはり年齢が小さければ小さいほど、できないことは必ずあります。その際は、子どもがやりたいと言っても毅然とした態度でできないことを伝えましょう。かわいそうと思うかもしれませんが、子どもの安全のためです。

子どもがあなたの言葉に耳を傾けられるような状態であれば、できないときの伝え方も工夫してみましょう!

「今はまだできないの!」

「○○になったらできるようになるよ!楽しみだね♪」

上記のように、ポジティブに伝えるのもおすすめです♪最初はそれだけで納得できない子のほうが多いと思います。しかし、経験を通して徐々に聞き入れられるようになっていきますよ。

その都度手本を見せながら子どもにもわかりやすく伝える

子どもに調理の仕方や調理器具の使い方を伝える際は、以下のことを意識しましょう。

やり方を子どもに伝える際のポイント

  • 実際にやって見せる
  • 簡潔に、具体的に、分かりやすく伝える

包丁やピーラーなどの調理器具を初めて使うときなどは特に重要です。包丁やピーラーを使えることがうれしくて、子どもがあなたの説明を聞く前に作業したがるかもしれません。しかし、それは絶対に止めて、しっかり説明を聞くように伝えましょうね。

やり方を子どもに伝える際は、1文1文を短くし、簡潔に伝えることを意識しましょう。また、子どもが分かりやすいように、具体的なたとえを用いるといいですよ。

ほいママ

「猫の手で」がその分かりやすい例ですね!

できないことを責めるより、できたことを褒める

できないことを責めるより、できたことを褒めること!それが台所育児を楽しく継続していくための秘訣です。台所育児をしていると、大人が「ああ~~!」と思うようなことがたくさん起こります。それも、日常茶飯事です(笑)それでも、些細なことでもいいので、できたことは褒めてあげましょう。

褒める際は、具体的にどこがいいのかを伝えるとより効果的です!

「よそ見せずに丁寧にやってたから、今日はこぼれなかったね!」「言わなくても猫の手ができるようになってきて、ママも安心して見てられるよ」など、具体的に伝えることで子どもに意識してほしいことを暗に伝えられるというのもおすすめポイントです♪

また、褒めることで

  • 子どもの自己肯定感が高まる
  • ここぞというときのあなたからの注意が子どもの頭に入りやすい
  • 子どももあなた自身も楽しくなる
  • 普段から子どものいいところを見つける姿勢が身につく
  • 子どもとよりよい関係が築ける

などのメリットがあります♪

ほいママ

私は娘との関係が上手くいっていない時期がありましたが、関係回復に、台所育児が少なからず役立ってくれました!

台所育児のやり方を年齢別に紹介!どんなことができるの?

年齢ごとの台所育児のやり方を教えて!どんなことができるのかな?

年齢が上がるにつれて、手先の機能面、理解力がどんどん発達していきます。子どもにやってもらうことも、それに合わせてレベルアップさせていきましょう!それまでやらせてもらえなかったことをやれるようになると、子どもは「お姉さん、お兄さんになった♪」という喜びが得られます!

ここで紹介するやり方はあくまでも目安です。子どもの成長はそれぞれ違うため、ここで紹介するやり方を参考にしながら、自分の子どもに合わせたやり方で台所育児を進めていってくださいね。

0歳は台所育児の準備段階!

0歳のときは、台所育児の準備段階です。この年齢では…

あなたが料理している姿を見せたり、食材に触らせてあげたりしましょう

私も娘が0歳の時、娘をベビーチェアに座らせて私が料理する姿を見せたり、キャベツや人参に触れさせたりしていました。とはいえこの時は、台所育児をしようと思ってそのようなことをやっていたわけではありません。私が離れると娘が泣くため、娘の暇つぶし感覚で始めました(笑)

この頃は常に抱っこ抱っこ!の娘でしたが、食材を触っている間は興味津々でおとなしくベビーチェアに座ってくれていました。

ほいママ

0歳からやる必要ある?と思うかもしれませんが、私はとても助けられました♪

1~2歳は簡単な作業から始めてみよう♪

1~2歳は大人の言っていることが少しずつ理解できるようになり、ある程度自分の意志に合わせて手先を動かせるようになってきます。この年齢では、

台所に立って簡単な作業をしてみましょう

私も娘が1歳半のころから本格的に台所育児をスタートしました。この頃はまだ包丁やピーラーなどは使わない作業をお願いしていました。

包丁を使わない作業って、具体的にどんなことができるの?

包丁を使わずにできる作業は意外とたくさんありますよ♪それぞれ紹介していきますね!

ちぎる

キャベツやレタス、のりなどをちぎってもらいましょう♪最初はキャベツよりもレタスのほうがちぎりやすいですよ!難しいときは、始めに少しだけ大人がちぎっておいてあげると、ちぎりやすくなります。

キャベツをちぎる

まぜる・こねる

材料を混ぜてもらいます。私はよくホットケーキやお好み焼き、ポテトサラダなどを混ぜてもらったり、パンを作る際に生地をこねてもらったりしていました。

お好み焼きを混ぜる

1、2歳ではまだ子どもだけで上手く混ぜきれません。かといって「自分で!」の気持ちも強いこの時期(笑)私は「楽しそ~♪ママもやりたいから、順番にまぜまぜしようね!」と伝えていました。"できないから"ではなく、あくまでも"楽しそうでママもやりたいから"を装いましょう(笑)

順番に混ぜて、あなたのほうで「これでよし!」と思える仕上がりになったときに、子どもに「仕上げお願い!」と最後の仕上げをお願いすると、子どもも喜んで混ぜてくれますよ♪

パン生地をこねる

かざる

おかしをデコレーションしたり、サラダを盛り付けたりができます。私もバレンタインのとき、娘と一緒におかしを作り、デコレーションをお願いしました。1歳頃はただただ飾るものを置くだけでしたが、2歳頃になると少しずつこだわりも出てきて、見ていて面白いですよ♪

デコレーションする

うつす

液体やホットケーキのタネを入れ物から別の入れ物にうつす作業もお願いしてみましょう!私はよく計量カップで計った水などを鍋に入れてもらっていました。ゼリーを作るときに、液を型に流し入れるのもおすすめですよ!

型に入れる(マフィン)

子どもが上手くできるか心配なときは、まずお風呂で水を容器から別の容器にうつす遊びを楽しんでみてください。それが上手くなれば、料理の場合も多少安心して見守れますよね♪

型に入れる(ゼリー)

皮や殻をむく

バナナ、みかん、さつまいもなどの皮や、ゆで卵の殻をむいてもらいましょう。我が家はバナナを毎朝食べるので、娘にとっては毎日みんなの分の皮をむくのが習慣になっていました。

バナナの皮をむく

ゆで卵は、すべての面にヒビを入れておけば子どももむきやすくなりますよ♪

型抜きをする

クッキーの型抜きは子どもも大喜びです!娘の場合、1歳のころはまだあまりうまくできなかったのですが、2歳になると格段に上達していました。

クッキーの型抜きをする

型抜きの場合は、クッキーの生地の柔らかさによってもやりやすさが変わってきます。柔らかすぎると子どもにとって型抜きが難しくなるため、少し硬めがおすすめですよ!

3~4歳で包丁やピーラーなどの道具も使って

手先が徐々に器用になってくると共に、理解力も増してくる3~4歳。この年齢では…

包丁やピーラーを使ったり、火を使った作業をしたりしてみましょう

我が家では包丁とピーラーを娘の3歳の誕生日プレゼントとし、それ以降娘も喜んで食材を切っていました。

バナナを切る

包丁を初めて使う際におすすめの食材はこちら!

初めての包丁使用におすすめの食材

  • バナナ
  • ちくわ
  • ウインナー

柔らかく、切る際にあまり力を必要としないためおすすめです!

火を使った作業としては、フライパンに材料を入れたり、その中の材料を混ぜたり。大人がやるよりも時間が掛かるため、いつもより火力を弱めに設定するなどの調節が必要です。

5~6歳では自分で作れるメニューも!

5~6歳になれば、ある程度のことが子どもだけでもできるようになってきます。この年齢では…

料理を最初から最後まで子どもだけで作ってみましょう

最初は大人が横でやり方を教える必要がありますが、徐々に作り方を覚えると、その必要もなくなっていきます。我が家では、娘が簡単なお味噌汁やサラダなどを作ってくれることがありますよ。自分だけで作ったものを誰かに食べてもらえることがとてもうれしいみたいです♪

台所育児を実践!あなたと子どもに合ったやり方を見つけよう

本記事では、台所育児のやり方についてお伝えしました。

  • 衛生面・安全面に留意し、子どもにも意識してもらう
  • 「子どもにはできない」ではなく「どうすればできるか」を考える
  • その都度手本を見せながら子どもにもわかりやすく伝える
  • できないことを責めるより、できたことを褒める

ここでお伝えしたのは、全ての家庭に当てはまる、大まかなやり方です。しかし、それぞれの家庭の状況や子どもの姿などによって細かいところは変わってくるでしょう。

やり方4点をおさえたら、あとは実践あるのみ!実践を通してあなたやお子さんに合ったやり方を見つけていきましょう♪

やり方4点をおさえたら、あとは実践あるのみ!実践を通してあなたやお子さんに合ったやり方を見つけていきましょう♪

台所育児のやり方をおさえた後は、台所育児を行う際の注意点についても確認しておきましょう!注意しなければ子どもが大怪我したり、子どもの自己肯定感を低下させたりする可能性もあります…。

子どもと料理をするときの注意点!楽しめるかは環境と親の心構え次第」では、台所育児をする際の注意点を具体的に紹介しています。実際に台所育児を取り入れる前にぜひチェックしてみてくださいね♪→改装中

  • この記事を書いた人

ほいママ

保育士歴15年の中堅保育士。姉、弟の2児の母。 職場での保育と実際の育児とのギャップに日々苦戦しながらも子育てを楽しんでいます♪ 子育てに悩むママさん達に寄り添った内容を配信していきます!!      

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