うちの子どうして朝の支度が遅いの!?ついつい怒っちゃうし…。この状況から抜け出したい!
朝急いでいると、支度が遅い我が子をみてイライラしちゃいますよね…!
朝急いでいる時こそ、子どもに寄り添うことが大切です!
私も保育士でありながら、朝の余裕のなさからついつい「早くして!」と言っていました。しかしそれでは全く改善せず、依然として支度が遅い!さらには普段の生活で子どもが「ママ、早くしてよ!」と怒るようになってしまったのです…!
その時思いました…。
わ、私の真似してるぅぅ~~~!!!!!
これはいけない!と、普段の関わり方を改善しました。
この記事では、実際にやってみて成果が出た解決策を紹介していきます。朝の支度の際に子どもに寄り添うことのメリットも紹介していますので、きっとあなたも明日から試してみたくなるでしょう♪「怒るのがいけないことは分かってるけど、できないのよ!」というあなたは必見ですよ!
「子どもの朝の支度が遅い!あなたもきっと共感できる理由3点」では、子どもの朝の支度が遅い理由を紹介しています。あなたもきっと子どもの気持ちに寄り添えるようになりますよ。
子どもの支度が遅い時の解決策5点!
私が実際にやってみて効果があったと感じた解決策は次の5点!
子どもの支度が遅いときの解決策5点
- まず自分が支度をする
- 時間を見える化する
- しなければいけないことを見える化する
- 目的意識を持たせる
- 笑顔で関わる
う~ん…分かるような分からないような…。もっと具体的に教えて!
それでは次項から、実体験も含めて具体的に説明していきますね♪
まず自分が支度をする
子どもがだらだらしていて支度が遅い!という場合は、まずあなたが自分の支度を進めてしまいましょう。”まだ出発まで時間がある”ということを、子どもはあなたの行動を見て感じ取っているはずです。あなたの支度がまだ終わっておらず、バタバタしている状態では「まだ出発する時間じゃないんだ。」と勘違いしてしまいますよ。
あなたが支度をし終え、「もう行く準備万端です!」という雰囲気を出せば、子どもも「あれ?そんな時間?」と支度をし始める可能性大です!
また、あなたは「保育園や幼稚園では、先生からちゃんと行動できてるって聞いてるのに、どうしてうちではできないんだろう?」と思ったことはありませんか?なぜ保育園でできて家でできないかというと…
保育園や幼稚園では、周りのお友だちが一緒に行動しているから
周りのお友だちが一緒に行動していることで、以下のような効果が得られます。
- お友だちが、今何をすればいいかのお手本となる
- 集団心理が働いて、「自分もやらなくちゃ!」と思える
- 「私が1番になりたい!」という競争意識が芽生えることも…
上記をふまえて、支度をする際は「ママ今からお着換えするね!」「ママもうすぐお仕度全部終わるわ♪」等と、子どもに報告するのがおすすめ♪私の娘はその声掛けで「私も一緒に着替える!」と言ったり、日によっては持ち前の負けず嫌いを発揮し、「そんなに早くできるの!?」と思うぐらいのスピードで支度したこともありました。
その時は「できるんかい!毎日やってよ!」という思いを押し殺し(笑)、たくさん褒めてあげました♪
時間を見える化する
子どもにとって時間の感覚を理解するのはとても難しいことです。「時計の針が〇までいったら出発しようね!」と伝えても、それが長いのか短いのか分かりません。
伝えた時間が長いのか短いのかを理解できるよう、時間の長さを目で見て分かるようにしましょう!
時間を見える化するために私が取り入れたのは、ソニックの『時っ感タイマー時計プラス』です。『時っ感タイマー時計プラス』を使用し、時間が見える化できたことで、娘も「時間は減っていくもの」だということが理解できたようです。
他にもいいことが盛りだくさん…!
時間を見える化するアイテムとして、ほかに砂時計もありますよ♪あなたのお子さんに合ったアイテムを見つけてあげてくださいね!
しなければならないことを見える化する
あなたのお子さんは、朝何をすればいいのかをしっかり把握できていますか?大人でさえ、しなければならないことが頭から抜けていて、出かけるギリギリになって思い出し、慌てることがありますよね?何をすればいいのか把握することでスムーズに行動しやすくなります。
なにより「次はあれしなさい!これしなさい!」と、口うるさく言う必要がなくなります♪
しなければならないことを見える化するために、私はお仕度ボードを自作しました!
実際にできた項目には、自分で横に磁石をくっつけていきます。使用しているときは、タスクをこなせていることが目で見えて分かり、娘もうれしそうでした。今では朝の流れをしっかり理解し、お仕度ボードを使用しなくても「次は○○!」といって支度をしていますよ♪
「幼稚園や保育園のお仕度ボードの作り方!使い方次第で逆効果にも」では、お仕度ボードの作り方や利用する際の注意点などを紹介しています。
自分で作るのはちょっと…というあなたは、市販のものでも大丈夫!100均でも『お仕度マグネット』というものが販売されているので、そちらでも十分利用可能です。
目的意識を持たせる
子どもが、朝の支度を早く終わらせることへの目的意識を持てるように工夫しましょう♪
何事も、目的がないとなかなか行動できないものです。実際に私が働いている保育園では、保育園でやりたいこと、やりがいを見つけると、朝の登園が早くなる子が何人もいました!その子達のママさんは、みんながみんな「自分で早々に支度をするようになった!」と言っていましたよ♪
でも保育園でのことは、親はどうにもできないし…。家で目的意識を持たせる方法はないの?
”目的意識を持たせる”という堅苦しい言葉を使ってしまいましたが、要はこういうことです。
朝の支度が終われば、好きなことができると意識させる
”好きなこと”とは、例えば「おかあさんといっしょ」などのテレビを見たり、YouTubeなどの動画を見たりすることです。朝の支度が早く終わる=好きなことができる♪自分の好きなことをするという目的に向かって、支度を早く終わらせようという気持ちが芽生えますよ。
ただし、この関わりを取り入れる際の注意点があります。
これらができていないと、関わり自体が無意味なものになると共に、余計に出発するのが遅くなり、あなたの首をしめてしまう可能性があります。
笑顔で関わる
今までいろいろと言ってきましたが、やはり1番効果があるのは”笑顔で関わる”ことです。
言葉で聞くと簡単そうですが、これが1番難しいんですよね…!やり始めたばかりのときは、子どもも目新しくて支度を頑張る姿が見られます。しかし、徐々に慣れてきて、でもまだ習慣化までには至っていなくて…という状態のときは、またまた支度が遅い我が子に元通り!なんてことも…。
「昨日はこの方法でできてたじゃない!」と、ついイライラしてしまうかもしれません。しかし、笑顔で過ごせる日を1日でも増やしていけるよう、まずは心掛けることからスタートしていきましょう。
朝笑顔で過ごせることで、子どももあなた自身も、気持ちよく1日をスタートさせることができますよ♪ファイトです!!
子どもの支度が遅いときこそ"笑顔”を心掛ける!その理由は?
そもそも、どうして「早くして!」って怒っちゃいけないの?
笑顔での関わりが望ましい理由は以下の通りです。
笑顔での関わりが望ましい理由3点
- 最終的に支度が早く進む
- 怒る関わりをしていると、それを真似するようになる
- 人に言われなくても自ら動けるようになる
子どもの支度が遅いとき、笑顔で子どもに関わったほうがいいということを、きっとあなたも頭では理解しているでしょう。それでも急いでいるときに子どもの支度が遅いとなると、ついつい怒っちゃうんですよね…!
そんなあなたと共に、ここでは、なぜ笑顔での関わりが望ましいのかを、改めて確認していきたいと思います。
最終的に支度が早く進む
あなたのお子さんは、「早くして!」と怒られて、すんなり支度に取り掛かれていますか?
私の娘は全く取り掛かろうとしませんでした。むしろ、泣き始めたり、頑なに動こうとしなかったり…。結局怒ったとしても、支度に時間がかかるんですよね!また、怒りながら支度を進めた日は、保育園や幼稚園に行ったとしても、子どもはなかなか教室に行こうとしなかったり、離れる際に泣いたり…。
そして、あなたは仕事に向かう道のりで「またやってしまった…。」と自己嫌悪に陥るのです。わかるわかる!と思ったあなた。どのみち時間がかかるなら、イライラする気持ちをぐっと抑えてあなたが笑顔で過ごせるほうを選んでみては?
笑顔で子どもの気持ちに寄り添った関わりができれば、きっと怒ったときよりも早く支度が進みますよ♪
怒る関わりをしていると、それを真似するようになる
子どもは親をよく見ていて、なんでも親の真似をします。
あなたも我が子の話し方を聞いて「この口調、私に似てる!」と思ったことはありませんか?実際に、娘の支度が遅いときに「早くして!」と急かしていた私…。ある日曜日のお出かけの際、私が支度をしていると、早く出発したい娘が私に言いました。
「ママ遅いよ!早くしてよ!」
言われた時はショックでしたが、よく考えてみると、言われてもしょうがないなとも思ったのです。
普段、支度が遅いと怒られる
⇒その関わり方しかされていないため、他の関わり方を知らない
もし私が普段、娘の支度が遅いときに応援の言葉を掛けたり、優しく手伝ったりしていれば、娘もそれと同じような関わりをしていたかも…。子どもはやはり大人を見て学んでいくんですよね。
もしお子さんに「人に笑顔で優しく関われる子になってほしい!」と願うのなら、あなたがその姿を子どもに見せていくといいでしょう。
毎回、とは言いません。親も人間ですので、怒ってしまう日もあって当然です!
しかし、理不尽に感情的に怒ってしまったかも…と思ったときは、相手が子どもだとしても素直に謝れるといいですね。
人に言われなくても自ら行動できるようになる
うちの子は、怒らないと動けないんです!
確かに、怒られるのが怖くて行動する子もいますよね…!しかし、怒る関わり方を続けていくと、以下のようなデメリットが出てきます。
怒られるのが怖くて行動している子は、やりたくないけど仕方なくその行動をしていることになります。ですので、行動できたとしても必要最小限のことしかやりません。しかし、笑顔でたくさん褒められる関わりをされている子は、うれしくて自分からいろいろなことをやろうとします。
「こんなことをすると、ママ(周りの人)に喜んでもらえるかも♪」と自分から考え、行動できるようになります。
また、私は以下のようにも考えました…。「小さい今のうちは怒られるのが怖くて行動するかもしれないけれど、それが通用するのはいつまでだろう?」小学校高学年にもなれば、(きっともっと早いですよね…。)もう親に怒られるのが怖いなんて思わないはずです。そこで生まれるのは親への反発心しかありません…。私は「絶対にそれは避けたい…!」と思ったんです。
私と同じように、「自分から進んで行動できる子になってほしい」「大きくなっても、ある程度は良好な親子関係をもっていたい」というあなた!明日からは朝の忙しい時間でも、できるだけ笑顔でお子さんの思いに寄り添った関わりをしてみましょう♪
子どもの支度が遅くてイライラしても自分を責めないで!
今ままで笑顔で関わることの大切さをお伝えしてきました。しかし、あなたも、もちろんあなたのお子さんも、変わろうと思ってすぐに変われるものではありませんよね。
私もそうでした。一生懸命笑顔で関わろうと思っているのに、子どもがだらだらしていて支度が遅いと、やはり怒ってしまう…。頑張って子どもの思いに寄り添おうとしているのに、強く反発され、悲しくてついつい感情的になってしまう…。
ママだって人間です!寝不足や体調、その他の様々な要因によって感情が左右されることだってあります。ですので、その日笑顔で関われなかったとしても、自分を責めないでくださいね。
意識さえしていれば、笑顔で関われる日も徐々に多くなっていきます。
そうすれば、子どもの朝の支度が遅い姿も徐々に変わっていくでしょう。無理なく、あなたも明るい気持ちで子どもの朝の支度と向き合っていけるといいですね♪