子どもが室内でも運動できるおもちゃってあるかしら?
本記事では、0歳から6歳までの子どもが室内でたくさん運動できるおもちゃを、メリットやデメリットを含めて紹介していきます!
雨が降ったり、夏暑すぎたり、冬寒すぎたりすると、室内で過ごすことも多くありますよね。大人は家でゆっくりしたくても、子どもは体力を持て余しがち…。また、ずっと動画を見たりゲームをしたりさせていると運動不足になる可能性も…。
子どもの運動能力は6歳までに何を経験したかで決まるとも言われています。また、子どもの運動機能の発達は中心から末端へと発達していくため、手先の器用さも、どれだけ体を動かしたかで決まってくるといっても過言ではありません。
室内おもちゃでたくさん体を動かせる環境を用意し、運動不足を回避!そして運動機能も器用さも兼ねそろえた将来をお子さんにプレゼントしましょう♪
子どもの室内でもたくさん運動できるおすすめおもちゃ
本項では、0歳から6歳までの保育園や幼稚園に通う子どもが、室内でもたくさん運動できるおもちゃを紹介していきます。
どれも、私が働いている保育園や家庭で実際に使用しているもので、心からおすすめできるものばかりです!
0歳~6歳まで長く楽しめる!室内用ジャングルジム
室内用ジャングルジムは大きいため場所をとりますが、他のおもちゃがなくても、これだけ持っていればOK!とさえ思える代物です。
以下は室内用ジャングルジムのメリットとデメリットです。
室内用ジャングルジムのメリット
メリット
- 0歳から長く遊べる
- 付属の遊びがたくさん付いていて様々な動きを楽しめる
- 危機回避能力が養われる
ジャングルジムというと、高いところに登って遊ぶ、というイメージがあるかもしれませんが、決してそれだけではありません。0歳でも、
- ハイハイでくぐって遊ぶ
- つかまり立ちをする
- 伝い歩きをする
- 棒をしっかりつかむ
などの動きをしてたくさん遊べます。つかまり立ちや伝い歩きをするときは、つかまるものが必要になるのですが、案外家庭にちょうどいいものがなかったりしますよね。ジャングルジムがあればそれも解決!いくらでもつかまり立ちや伝い歩きをして遊べますよ♪
物にもよりますが、室内用ジャングルジムには滑り台、鉄棒、ブランコなど、様々な遊びが付属しています。1つのおもちゃでこんなにも様々な動きをして楽しめる優れものは、ジャングルジムだけではないでしょうか。
また、ジャングルジムで遊ぶことで危機回避能力も養われます。我が家の息子も、ジャングルジムの上から何回も落ちそうになったことがあります。そのたびに近くにいた私が受け止めていましたが、何回か経験すると、自分で気を付けるような姿も見られるようになりました。
1歳にもなると、落ちそうになったときはさっと自分で棒につながるようにもなりましたよ!
室内用ジャングルジムのデメリット
デメリット
- 場所をとる
- 落ちて怪我する可能性がある
様々な付属品があるジャングルジム。メリットではありますが、その分大きくなり場所をとるというデメリットにもなり得ます。購入する際は、購入するジャングルジムの大きさ、置き場所にちゃんと入るかの確認が必須です!
また、1歳頃になると徐々にジャングルジムに登れるようにもなります。喜ばしいことではありますが、当然危険も伴います。体の機能がまだ未発達な頃は、遊ぶ際、近くで大人が見守り、何があっても対処できるようにしましょう!
デメリットはありますが、その分たくさん体を動かせ、運動能力や危機回避能力がアップすると考えれば、やはりいいことだらけ!我が家では現在、1歳の息子も5歳の娘も楽しく遊べていますよ♪
2歳児、3歳児におすすめ♪トランポリンやジャンピングボード
室内で遊べて、大人のダイエットにもいいトランポリン。ジャンピングボードもトランポリンと同じ効果を得られますよ。
我が家ではトランポリンではなくジャンピングボードを利用しています!
家庭で使用するのであれば、私はトランポリンよりもジャンピングボードを強く推します!その理由を、「ジャンピングボードとトランポリンの違いは安全面・収納面・手軽さ!」で紹介しているため、気になる方は読んでみてくださいね♪→改装中
トランポリンやジャンピングボードのメリット
メリット
- 体幹が鍛えられる
- 姿勢がよくなる
- バランス感覚、反射神経が養われる
- おままごとのテーブル代わりにもなる
トランポリンは、ただジャンプしているだけのように見えますが、実はそれだけではありません。ジャンプをしたときに、倒れないよう体を支えることで、体幹が鍛えられているのです。体幹とは、胴体部分のこと。背筋や腹筋、その周辺のインナーマッスルを鍛えることで正しい姿勢を維持できるようになりますよ!
また、トランポリンという不安定な場所でジャンプすることでバランス感覚が養われます。また、バランスを崩したときには、手をつくなどの咄嗟の動きが必要になりますよね。そこで養われるのが反射神経です。たくさん動いて運動不足の解消になる他にも、このように様々な効果があるとなると、やらない選択はないと思いませんか?
子どもと一緒に私もジャンプして、いい運動になっています!
また、トランポリンやジャンピングボードはおままごとのテーブル代わりにもなりますよ。実際娘が、ジャンピングボードをテーブル代わりにし、周りにぬいぐるみをたくさん座らせてごちそうをふるまっていました(笑)
トランポリンやジャンピングボードのデメリット
デメリット
- 場所をとる
- 集合住宅の場合は騒音トラブルになる可能性がある
- 落ちて怪我する可能性がある
トランポリンは折りたたみできるものもありますが、実際に折りたたんで収納している家庭は少ないのではないでしょうか…?(あくまで私見です。)ずっと出しっぱなしとなると、やはり場所がとられてしまうというデメリットに。
また、トランポリンやジャンピングボードは跳ねて遊ぶため、集合住宅で2階以上に住んでいる場合は騒音に注意する必要があります。実際、子どもが2階で遊んでいると、1階にいても「あ、トランポリンで遊んでるな」と分かります。購入を検討する際は、念のため頭に入れておくといいでしょう。
年齢が小さいうちは、まだ体幹がしっかりしていないことでバランスを崩し、落ちて怪我をする可能性も。年齢が大きくなったとしても、バランスを崩す可能性が絶対ないとは言えません。しかし、怪我に関しては、気にしていると何もできません!何をしていても怪我はつきもの!気にしすぎず近くで見守りましょう。
3歳でけんけんぱができない!そんな時はけんけんぱリングを
保育園ではけんけんぱを練習するとき、よくビニールテープを床に貼って行います。家庭で同じように行ってもいいのですが、はがしたとき床に粘着部分や跡が残ってしまうことも…。けんけんぱリングがあればそれも解決でき、その他の遊び方も盛りだくさんですよ!
「ケンケンパリングの遊び方はトレーニングや知育遊びまで無限大!」では、けんけんぱリングを使用した様々な遊び方を紹介しています。ケンケンパリングを最大限に活用したい方はぜひ読んでみてください♪
けんけんぱリングのメリット
メリット
- 置いておくだけで子どもがけんけんぱの練習をし始める
- 足の筋力やバランス感覚が鍛えられる
- リズム感がアップする
- 様々な遊び方ができる
けんけんぱリングは、置いておくだけで自然に子どもがけんけんぱの練習をし始めます!
我が家も、けんけんぱができない娘のために購入!声掛けもせず置いておくだけで練習し始めていました♪
大人が誘って練習をするのと、子どもが自ら練習したくてし始めるのとでは、やる気が全く違います。それまでけんけんぱができなかった娘ですが、けんけんぱリングを置くだけで2日でできるようになりました(笑)
けんけんぱをすることで足の筋力やバランス感覚が鍛えられ、その上リズム感まで身につけられます。けんけんぱリングのいいところは、すぐにリングを組み替えられるところ!けんぱの順番を変えて、様々なパターンで遊ぶことでより一層リズム感が養われます。
けんけんぱリングのデメリット
デメリット
- 集合住宅の場合は騒音トラブルになる可能性がある
けんけんぱリングについては、あまりデメリットが思いつきません。片付けようと思えばすぐに片づけられるため、場所をとるなどのデメリットはないと感じます。しいて言えば、ジャンプして遊ぶことが多いため、集合住宅に住んでいる方はやはり騒音トラブルにならないよう注意が必要ということがデメリットとしてあげられます。
けんけんぱリングは、新聞紙やホースなどで手作りもできますよ!
ですので、市販のけんけんぱリングはここで紹介した他のおもちゃと比較すると、必要性は低いかもしれません。しかし、リングをジョイントで固定できることや、けんけんぱ以外の様々な遊びに利用できることなどを考えると、やはりあって損はしないおもちゃだと自信をもって言えます!
子ども用の室内で遊べるバランス系運動おもちゃ
一見、「運動不足解消になるの?」と思うようなバランス系運動おもちゃ。しかし、子どもが遊び始めてしばらくすると、額には汗!また、体の運動機能を高めるために必要な力を養ってくれ、バランスをとる動きは、幼児期には必要不可欠です。
本項のバランス系運動おもちゃを使って、ぜひ室内でもバランス感覚などの機能を高めてください♪
実は1歳から使えるロディ♪4歳からはバランスボールを
体幹を鍛えられるバランスボール。ロディはただの乗り物のようにも思えますが、実はバランスボールと同じ要素を持っています。年齢が1~2歳と小さいなら、ロディの使用がおすすめですよ。私が勤めている保育園にもロディがありますが、1歳児から6歳児まで、ついつい乗って遊びたくなる大人気のおもちゃです!
ロディは別売りの付属品を使用することでユラユラ揺れるタイプになったり、キックカータイプになったりと遊びの幅も広がります!
以下はバランスボールやロディのメリットとデメリットです。
バランスボールやロディのメリット
メリット
- バランス感覚が養われる
- 体幹が鍛えられる
- 姿勢がよくなる
- ロディは置いておくだけでも可愛い
バランスボールやロディは不安定なため、そこに座ったり、乗ったりしているときは常にバランスをとる必要があります。そうしている間に、バランス感覚や体幹が鍛えられるのです。
実際、私が勤務している保育園の子どもの姿を振り返ってみました。小さいときに毎日のようにロディに乗って遊んでいた子達…。その子達は確かにとても姿勢がいいのです!食事中は特に、姿勢が気になる子がちらほらいるのですが、ロディで遊んでいた子達は背筋がしっかり伸びています。
正しい姿勢には、小さいうちから体幹を鍛えておくことが大切なのだと目に見えてわかります!
また、ロディーはカラーも様々で置いておくだけで可愛いというメリットがあります。別商品ですが、最近では「ブルーナボンボン」という、ミッフィーちゃんの形のものもありますよね♪1歳のお誕生日に子どもにプレゼントする家庭をよく見かけます。確かに可愛くて、置いてあるだけで大人のテンションが上がります(笑)
バランスボールやロディのデメリット
デメリット
- 遊ぶスペースが必要
- 転倒して怪我する可能性がある
- 集合住宅の場合は騒音トラブルになる可能性がある
バランスボールやロディは不安定なため、慣れるまではかなり転倒します。小さいうちから使用できるロディも、実際のところ対象年齢は2歳以上。(しかし、1歳からでも慣れると乗りこなしていますよ!)
転倒しながら徐々に乗り方を習得していくため、転倒すること自体はデメリットではないといえます。しかし、転倒してどこかにぶつかり怪我をする可能性があり、そうならないためにも、遊ぶ際はそれなりに広いスペースが必要なのです。
また、ロディーはピョンピョンはねて遊ぶため、トランポリン同様、集合住宅で2階以上に住んでいる場合は騒音に注意する必要があるかもしれません。実際、子どもが2階で遊んでいると、1階にいても「あ、ロディーで遊んでるな」と分かります。その辺も考慮して購入を検討してみてくださいね!
2歳になったらやってみよう!平均台やバランスストーン
平均台というと昔学校で使用したようなものを想像して、「家には無理!」と思う方もいるかもしれません。しかし、現在は家庭でも使用できるものがたくさん販売されていますよ。平均台とバランスストーンを組み合わせて使用すれば、一層動きの幅が出ておすすめです!
私が勤務している保育園にも、昔ながらの平均台と共に以下のものと似たバランス平均台(ウェイブバランス)があります。ウェイブバランスは昔ながらの平均台よりも高さが低く幅も広くて、1歳や2歳などの小さい年齢の子からでも使用できるのがとても魅力的♪この平均台を出すと、それを渡る子どもたちの行列ができます。
平均台やバランスストーンのメリット
メリット
- バランス感覚が養われる
- 体幹が鍛えられる
- 集中力や注意力が養われる
- でこぼこが足裏を刺激してくれる
- 危機回避能力が身につく
平均台やバランスストーンも、ロディやトランポリンなどと同じくバランスをとって遊ぶおもちゃですので、メリットはほぼ同じです。しかし、ロディやトランポリンでの遊びの動きが早いのに対して、平均台はゆっくりとした動きでバランスをとることになります。その分、より集中し注意をはらいながら遊ぶ必要がありますよ。
平均台やバランスストーンのデメリット
デメリット
- 遊ぶスペースが必要
- 収納も場所をとる
- 転倒して怪我をする可能性がある
他で紹介したおもちゃと同様のデメリットがあるのに加え、平均台やバランスストーンは収納してもそこまでコンパクトにならず、それなりに場所をとります。そして、遊んでいる間はとても可愛いのですが、バラバラに収納されたものは、インテリアとしておしゃれとも言い難い…。
私も喉から手が出るほど欲しいのですが、我が家にまだ向かい入れていない理由は収納場所の問題があるからです。もっと家が広ければ絶対購入しているのに…!といいつつ、息子の2歳の誕生日に購入してしまうかも…(笑)
平均台の代用品は牛乳パックでも手作りできますよ!
こちらは娘が1歳の時に作った代用品。家で使用するものなので見た目にはこだわらず…(笑)全てつながっているわけではなく、4つのブロックを並べて置いてあるだけです。とても簡単にできるため、手作りすることも検討してみるといいですよ♪
「牛乳パックで運動遊び♪作り方や家庭でもできる遊び方5選を紹介」では、牛乳パックを使った遊具の作り方や遊び方について紹介しています。気になる方はぜひ見てみてくださいね♪→改装中
室内でも遊べる運動おもちゃで子どもの運動不足を回避しよう!
子どもが運動しないと、体力が低下したり、姿勢が悪くなったり、転びやすくなったりなどの様々な弊害が出てきます。最近は極度に暑い日が続いたかと思えば、暖かく過ごしやすい期間をはさまずにすぐに寒くなったりして、外で気持ちよく遊べる機会が減ってきていますよね。
室内で動画を見たりゲームをしたりしてばかりでは、運動不足になってしまう可能性も。ぜひ今回紹介したおもちゃで、室内でも楽しく運動し、運動神経やバランス感覚、体幹など、様々な部分を養っていきましょう。
今回紹介した子ども用の室内で遊べる運動おもちゃはこちら。
- 室内用ジャングルジム
- トランポリンやジャンピングボード
- けんけんぱリング
- バランスボールやロディ
- 平均台やバランスストーン
どのおもちゃも、子ども達に大人気の代物です。保育士である私が保証しますよ♪